9年前の今日、私はそれまでに経験のない災害と、原発事故によって引き起こされた
放射能の恐怖に頭が混乱していました。
そして2020年の今現在、新型コロナウイルスの脅威に世界が混乱しています。
始まりは天災であっても、人々の判断次第で後に人災となってしまうケースは、
地震であろうとウイルスであろうと変わらないのかもしれません。

今回も、マスクやトイレットペーパーが買い占めで店頭から消えてしまうという事態が起こってしまい、
東日本大震災の際に、ガソリンや生活用品が手に入らなくなった記憶が蘇りました。
状況が読めない不安やデマ等によって、冷静でいられなくなるのは仕方ない事だと思いますが、
3.11の教訓とはいったい何だったのかと、思い返すと何ともやり切れない気持ちになります。

2011年の震災当時もそうでしたが、今回の新型コロナに関しても、
日本政府の対応には正直期待は出来そうにありません。
誰も敢えて口にはしませんが、新型コロナはすでに封じ込めに失敗しており、
世界中に蔓延している事は明らかなので、
ここからは如何にして重症化させないか、感染源にならないかに努めるしかなさそうです。

政府は大規模自粛の継続を発表し、これによって3.11の追悼式は中止となりました。
その他イベント等、各方面にも弊害が出始めています。
難しい判断だったのは確かですが、 このままいくとウイルスとの闘いなのか生活苦との闘いなのか
訳がわからなくなってきています。
どうかこれ以上我々の日常が破綻しないよう賢明な対応、対策を切に希望します。