2015/04/18

16日に渋谷のBunkamuraザ・ミュージアムにて開催中の、「ボッティチェリとルネサンス展」でトークイベントを行いました。
お越しくださいました皆様には、この場を借りて御礼申し上げます。有難うございました。
また共にイベントに参加された、群馬県立女子大学 文学部美学美術史学科 准教授である大野陽子先生にも
改めて御礼申し上げます。
大変興味深いお話を聞けて、本当に楽しかったです。
御蔭様で、ボッティチェリに対する認識がまたひとつ深められて、本当に感謝しております。

ボッティチェリは、その人生や人間性については謎の部分が多く、
「春(プリマヴェッラ)」「ヴィーナスの誕生」という二大作品が主な代表作とされていますが、
その他にも、若い頃に師事していたフィリッポ・リッピ等からの影響が窺える宗教画もたくさん残されていて、
その抑制された宗教画の作風は、上記の華麗で官能的でもある二作品を描いた人間のものとは思えない作品となっており、
その二面性が大変興味深く、また実にミステリアスな画家ではないかと思われます。
初期に描かれた宗教画は、絵の技術自体は同時期に活躍したレオナルドやミケランジェロには及ばないものの、
その繊細な筆使いはとても美しく、優しい色調で描かれた作品は間違いなく芸術品と言えます。
その他、ルネサンス期のフローリン金貨や鍵、同時期の画家による当時の生活様式が描かれた作品も
多数展示されていますので、お時間ある方は是非御覧になってみてください。
ボッティチェリとルネサンス – Bunkamura

また今回のトークイベントに関しては、事後報告になってしまい申し訳ありませんでした。
参加人数に制限があったらしく、気がついた時には締め切りを過ぎてしまっていたもので、
こちらでの告知は控えさせて頂きました。
トークイベントでお会いできなかった方々には、替わりにとでも申しますか、
会場の売店にて「チェーザレ」のカラー原画(モーニング28号表紙)とその下絵を最終日の6月28日まで
置かせて頂く事になりましたので、宜しかったら展覧会のついでに、そちらの方も覗いてみてください。

それからついでにもう一つ。
4月26日(日)に、Eテレ朝9:00より放送の「日曜美術館」でコメンテーターの一人としてボッティチェリについて
個人的な感想を述べさせてもらっております。(主に「プリマヴェッラ」「ヴィーナスの誕生」について)
Bunnkamuraまでは足を運べないという方は是非そちらの方で御堪能ください。
それでは。