2007/04/15


ようやく連載再開です、本当にお待たせしました。
とりあえず今回は8話分掲載する事になりましたが、もしかしたら9話までになるかもしれません。
ストーリー上9話までの方が、切りが良いと自分なりにそう思っているだけなのですが。
出来ればもっとサクサク進めていきたいというのが本音ですが、絵が荒れるのではと担当編集が危惧するほど、実は大雑把な
所のある性格でして・・・。
ネーム練るのは好きなのですが、作画になるとテンションが下がり気味になります。
背景を描くのは好きな方なんですが、人物はどうも苦手で・・・。顔のパーツやら表情やら、生物の中でも人間は難しいですね。
漫画描きが今更何を言っているのかと怒られそうですが・・・。
とりあえず、現在6話分までは出来上がっているので、あと3話何とか頑張りたいと思います。
それから告知遅れましたが17日の深夜、NHK、BS放送「マンガのゲンバ」という番組で「チェーザレ」の紹介をして頂く事に
なりました。
取材の際、制作秘話なるものを聞かせてくださいと言われたのですが、今思うと大半が泣き言ばかりだったような気がします。
例えば、アンジェロがピサの街の状況を知らされる場面で、当初地図を見るエピソードを用意していたのですが
(その方が読者にもダイレクトに伝わるため)ところが、よくよく考えると当時では、地図は軍事上の重要機密であり、
軍人でもない一般人のアンジェロが目にするなど、まず有り得ないと言う事になりまして。
嘘でもいいから強引に見せるかどうか、編集とギリギリまで相談したのですが、どうにも納得いかず、結局は締め切り三日前だと
いうのに、エピソードを変更する事にしてしまい、違う方向性を考えるはめに。
結果的に、大学内にある小物でジオラマを造って、街の様子を再現しようと思いつき(うちの現場でもスタッフに街の様子を
説明する際によくやっていた方法でしたので)とりあえず、それで行こうという事になり、ところが今度は使う小物の詳細が
わからない。
そこで深夜にも関わらず、リストアップした当時の小物を、原さんに確認のためファックスで送り、確認を得た上でそれらを
資料写真や絵画から探すという有様。
同じ用途の物でも15世紀以前に絞らなければならないため、今度は選んだ小物の資料を、またもや原さんにファックスで送り
確認を取るという繰り返し。明け方までスタッフ共々大騒ぎしたものの、結局は2ページ落としてしまいました。(編集部には
本当に御迷惑をおかけしました、申し訳ございません:泣)
と、いった具合に連載開始当時の苦労話を数々話したのですが、編集でどう扱われているのかは全くわかりません。
情けない話しか出てこなくて、取材スタッフも当惑気味であったのは記憶にありますが。(笑)
正直あまり観て頂きたくないと言うのが本音ですが、こういうのを後の祭りと言うのでしょうね。(苦笑)
まあ、興味のある方はどうぞ御覧になってみてください。


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